外来診療部の(院内)責任者の歯科医師、渡邊明紀(わたなべ あきのり)です。

当医療法人社団 桜栄会 西葛西歯科室は外来診療部と実力、実績がある訪問診療部とで構成されています。

ともに臨床経験が比較的長いドクターが多く、お互いに切磋琢磨し合いながら診療に励んでおります。

ところで最近「経験や勘による(頼る)医療よりも、実際に目に見えて(可視的で)理論に裏付けられた医療が重要」といった意見を比較的若手のドクターから聞くことがあります。
CTやマイクロスコープ、そして顕微鏡などを多用した歯科治療を意味するのだと思いますが、かなりの年配のドクターでもそれらに関した学会に入り日々勉学に励み、日常の診療で
使いこなしていらっしゃるドクターは数多くおられます。

私は子供が大好きで小児歯科も得意分野のひとつですが、それとはかけ離れて学生時代から訳があって口腔外科に深く関与してきました。

顎顔面領域の進行性の癌の手術は目立つところだけに即時の再建が必須のため、20時間くらいに及ぶことも稀な事ではありません。

そんな時、執刀医には並外れた知識、技術そして体力それらをまとめ上げる精神力が不可欠なのを多くの臨床現場で確認してきましたが、
最後の「詰め」はそのドクターの「経験」そして、それに基づく「勘」だった様な気がします。

これは口腔外科に限ったことではなく、歯科全般にあてはまる事だと思います。

私が診療において一番大切なのは、「心」だと思っています。 外科医の心得に「鬼手仏心」という名言があります。
『やさしい心』を忘れることなく診療に励んでいこうと思っております。

結局『人を支えることができるのは人でしかない』と思っておりますので。