新型コロナウイルス対策には
口腔ケアが有効です
『細菌感染』の場合は粘膜に付着しただけで炎症を起こしますが、一方で
『ウイルス感染』は粘膜に付着しただけでは発症しません。
粘膜細胞の中に入り込む事で発症します。
そのときに重要な役割をしているのが「酵素」です。
口腔内の細菌(特に歯周病菌)はウイルスが粘膜細胞に入るのを助ける強力な
タンパク分解酵素を持っているので、ウイルスが粘膜細胞の中に感染するのを促進
します。「うがい」も有効ですが、歯周病菌は、歯垢(プラーク)ごと歯磨きで
除去するしかありません。
ちなみに、口の中が不潔だとタミフルなどのインフルエンザ(ウイルス性)が
効きにくくなる可能性がある事が判明しています。
セルフケア(自宅での歯磨き)とプロケア(歯科医院でのクリーニング)で、
ウイルスに負けない口腔内を心掛けたいものです。
医療法人社団 桜栄会 西葛西歯科室
TEL. 03-5667-2821
院内責任者:歯科医師
渡邊明紀 (国立長崎大学歯学部卒)
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