西葛西歯科室公式ブログ 44 (飲酒とお口の健康について)
気をつけたい飲酒法
お酒は飲み方によっては「虫歯」など、
お口の中の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
飲酒して酔って、歯も磨かず寝てしまうのは最悪ですが、
pH値(pH値7が中性で7より高いとアルカリ性、低いと酸性)が低い飲み物は、
歯を溶かしてしまう危険性があります。
例:
歯の表面のエナメル質が溶け出すpH値が
5.5以下
内部の象牙質が溶け出すpH値が
6.2以下
と言われています。
さらに「虫歯」以外にも、歯全体が溶け出す「酸蝕症」
(=虫歯、歯周病に次ぐ第三の歯科疾患と考えられています)
についての知識も大切です。
「虫歯」は歯において局所的な病変ですが、「酸蝕症」は歯全体が溶け出す病変
なので、「虫歯」よりも深刻という考え方もあります。
いずれにしても、歯が溶け出す状態は、PH5.5以下の飲み物に長時間触れる
ことで起こりますので、
自分の歯を守るためには、
飲酒する時はおつまみを食べたり
水を飲むなどの十分な配慮が必要です。
《参考資料》
お酒のpH値(目安)
・ワイン 2.3~3.8
・発泡酒 3.8
・ビール 4.0~4.4
・日本酒 4.3~4.9
・ウイスキー 4.9~5.0
・麦焼酎 6.3
医療法人社団 桜栄会 西葛西歯科室
TEL. 03-5667-2821
院内担当 : 歯科医師
渡邊明紀 (国立長崎大学歯学部卒)
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むし歯治療をはじめ、小児歯科・入れ歯など各種治療に対応。摂食嚥下(えんげ)障害のある方は嚥下内視鏡の検査も行なっております。お気軽にお問い合わせください。
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