西葛西歯科室公式ブログ 30 (歯周病と認知症の関係について②)
歯周病で歯を失うことが「認知症」につながる理由
成人が歯を失う最大の原因が『歯周病』です。
ところで、歯でものをかむ時には、ひとかみごとに脳に大量の血液が送り込まれます。歯と顎の骨の間(歯の根の周り)には「歯根膜」(しこんまく)というクッションがあってかむ時は歯がこのクッションが約30ミクロン沈み込みます。
その時のわずかな圧力で、歯根膜にある血管が圧縮されて、ポンプのように脳に血液を送り込みます。ひとかみで約3.5ミリリットル(市販のお弁当についているしょう油入れと、ほぼ同じ量)送り込まれるので、よくかむと脳に多くの量の血液が送り込まれて、脳が活性化されます。
歯を失うと脳に送り込まれる血液の量が減少して、脳機能の低下につながり、多くの歯を失うと、やがては認知症へとつながっていく場合があるのです。
ちなみに、「要介護」となる原因の第2位は「認知症」です(厚生労働省調査)。お口の健康を維持することにより、健康寿命を伸ばしましょう。
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むし歯治療をはじめ、小児歯科・入れ歯など各種治療に対応。摂食嚥下(えんげ)障害のある方は嚥下内視鏡の検査も行なっております。お気軽にお問い合わせください。
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