西葛西歯科室公式ブログ 46 (患者様との会話「肯定」で得ることと「否定」で失うこと)
患者様のおっしゃられること
などについて
患者様のおっしゃられることと、
歯科医師のそれに対する意見がくい違う
ことの一つに、
『歯磨きが良くできているか?』
が挙げられるようです。
患者様は「丁寧に歯磨きをしました」
とおっしゃられ、それに対する歯科医師の評価は「あまり良く磨けていない」-
しかし、後者(歯科医師)の言葉は、半ば否定的にとらえられて、
話し方によっては「上から目線」で「高圧的」とも感じられると思います。
もしも歯科医師がそのように口腔内の状態を判断するのであれば、
患者様の言葉を評価(肯定)したうえで、
・何分くらい歯磨きしたか(時間)?
・どのように磨いたか(方法)?
などを確認して問題があれば、ご指導すればよいと思います。
人は時として、肯定的な言葉で「やる気(向上心)をふるい立たされ」
否定的な言葉で「やる気(向上心)を喪失」してしまいます。
また、言われた『内容』ではなくて『言われ方』に傷つき、
「怒り」さえ覚えることすらあると思います。
患者様との接し方においては、
「肯定の言葉」ほど強く言う、「否定の言葉」は優しく言うなど工夫すると
総体的により良い診療結果を生み出せることを経験しております。
歯科医師になってから永らく経ちますが、歯科医療を通して患者様から
学ばせられることは尽きることはありません。
これからも、患者様と共に歩んでまいりたいと考えております。
医療法人社団 桜栄会 西葛西歯科室
TEL. 03-5667-2821
院内担当:歯科医師
渡邊明紀 (国立長崎大学歯学部卒)
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