西葛西歯科室公式ブログ 39 (女性の患者さまが多いのは..)
総合大学で学んだ影響が大きいと感じております-
私の母校は医、歯、薬学部を含め理系、及び分系学部合わせて現在10学部ある総合大学ですが、在学時は歯学部系サークルではなくて、教育学部など文系学部生も多い全学系サークルに所属していました。
私の主観ではありますが、サークル内では文系学生、特に女性の学生に関しては理系学生と比べると、「経験と記憶」から直観的に正解を見い出せる「感受性」に富んだ人が多かった気がします。
当時読んだ、ある社会科学者の著書に「理系学生は文系学生よりも理論と結果を重んじる傾向があって、そして他人との論議や会話はあまり好まない傾向がある。」との内容の記述があったのが印象に残っています。
「会話すること」は「コミュニケーションをとる」と同義語で、自分の感受性の豊かさや感情表現の上手さ(質)が問われます。
そして在学中は文系学部の人たち、特に女子学生に大いにこれらの重要性を学ばされました。当然のことながら、歯科医療においても患者さまとの「コミュニケーション」が成立しないと「インフォームド・コンセント」=「診療法の説明と同意」は成立し得ません。
医療においてケースによっては、理論よりも相手の患者さまの感受性や感覚を重んじた診療法の選択により、患者さまに対して心情的にも、より良い結果が得られる場合がよくあります。
言い換えれば「どのような治療が望ましいか」を一方的に強く説明するのではなくて、「どのような治療をしてほしいか」を上手に、そしてさりげなく、患者さまから聞き出すー
それも歯科医師としての重要な「ヒューマンスキル」だと考えております。そして、その発想の原点は学生時代のサークル活動に根差したものです。
男性の患者さまのみのらず、女性の患者さまが多いのも、「多少は患者さまとコミュニケーションがとれているからかな!?」と思うこともあります。
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